元気の秘けつは、清流と畑仕事じゃ!
後藤武(たける)さん、77才!
▲清流・蝉谷のほとりで出会った後藤武さん
ナカ(徳島県那賀町)を流れる清流・那賀川。
その中流部で見られる景勝地“歩危峡”に注ぐ、蝉谷(せみたに)は、
清流の女王と呼ばれる美しい川魚・アメゴをはじめアユ、天然ウナギが泳ぎ、
地域に憩いと潤いを与えてくれる、ふるさとの流れです。
そんな蝉谷沿いを、ほぼ毎日1万歩以上歩いていらっしゃるのが、
当地、木頭助地区にお住まいの後藤武さん(77才)です。
「木頭ゆずや野菜など、ちょこっと畑仕事をして、ほんで
清流のそばを歩いていると、飯もうまいし、こんなに元気なんでよ」と後藤さん。
かつて那賀川を舞台に、スギの丸太運搬に、木頭杉一本乗りの技が用いられていました。
那賀川に注ぐ蝉谷でも、丸太の上に人が乗って、無数の木材を川下に送る一本乗りが
行われていたそうです。
「子どもの時分には、よく見かけたし、川遊び半分で手伝いもしたんよ」(後藤さん)
蝉谷上流は、二股に別れ、一方を東蝉谷、片方を西蝉谷というそうです。
東蝉谷は登山者に県内で最も人気のある山の一つ「平家平」あたりから流れ出し、
西蝉谷は、ブナの森として知られる権太山近くに源流があるのではないかとのこと。
いずれも、地域の人々の暮らしに、子どもたちの遊び場にと、
親しまれてきた流れなのです。
「梅雨があがって、避暑にはもってこいの谷でよ。
また、木頭ゆずのなる頃に会えたら、分けてあげるけんおいでや」と、
人なつっこい笑顔で、誘ってくださいました。
流れは澄んで、緑は深く、おいしい味覚があふれる
そして何より、ひとがいい、ナカへ、みなさんも足を運んでみませんか?
きっと楽しい思い出に恵まれると思いますよ^^)!
▲那賀川中流部の景勝“歩危峡”へ注ぐ清流・蝉谷
▲清流の女王アメゴやアユが泳ぐ、美しい谷
▲蝉谷沿いに延びる細い道。覆うように張り出した岩は、マンプと呼ばれることもある
▲平家平、権太山などから集めた流れは、木頭助九文名地区で那賀川に注ぐ
▲「清流を見ながらのウォーキングと畑仕事が元気のもと」と笑う、後藤さん
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●大自然を体感してください
徳島県那賀郡『那賀町』を歩けば、西日本第2位の高峰『剣山』、
その南陵につらなる起伏と変化に富んだ山々、清流・那賀川につながる名瀑秘瀑、
希少な山岳植物たちに出会えます。
全国林道の聖地ともいわれる日本一長い未舗装道『剣山スーパー林道』も那賀町です。
詳しくは、那賀町観光協会までお問い合せください。待ってまぁ~す!
お問い合せ先はコチラ→
那賀町観光協会(電話0884-62-1198)
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