episode3 「ごうの岩~憎まれし大蛇~」

本日は大塚製薬入り口のお庵の溜池と、那賀高校を下った川辺のある岩より伝えられたお話



「ごうの岩」

小仁宇、お庵の溜池(現在:大塚製薬入り口溜池)を作った当時、

村の人々は妖怪や悪霊が入らぬことを祈り、仏法によって、青銅の鋺をそこに入れた。


その頃、それまで下の蛇の釜という所に住みついていた大蛇が谷を上り、

出来上がったばかりのお庵の溜池に入ろうとした。

しかし、青銅の鋺の効力により、どうしても入ることが出来なかった。


大蛇は再び谷を下って那賀川に帰り、上流にある大きな岩にぐるぐると巻きついた。


以降、村の人々はその大蛇を見る度に、

「ごうな奴じゃ。」

と口を揃え、ののしりながら憎らしそうに見ていたという。


それからというもの、この岩を 「ごうの岩」 と呼ぶようになった。

ごうの岩は那賀川の改修工事によって、巨大な姿は失われたが、

今もその岩は強い存在感を放ち、たたずんでいる。





この大蛇、民話集には記されてはいないのですが、よほど悪いことをしていたのか、

ここまで村の人々に恨まれる存在になった理由がすごく気になります。

実際にこの、ごうの岩、現在ではどの岩を指し示しているのか詳しい文献は無く、

私も民話集だけを頼りに現地に行ってみたのですが、、、

その岩の場所であろう所にに行ってみると、遠くからでも何か得体のしれない雰囲気が醸し出されていました。
ごうの岩 003

ごうの岩 002

古来から付喪神など、物にも長い年月を経ると魂が宿ると言われておりますが、

何らかの理由で憎しみ続けられた自然物となると中に宿る魂や気などは我々の計り知れないものになっているのではないでしょうか。。。

ちなみにお話の中で「ごうな奴」とありましたが、

意味は、業が湧く、業を煮やす、などとも言い、

今で言うと「メッチャムカつく」的な感じです。

昔の言葉の方が迫力ありますね(・・;)




それにしてもナカの民話、まだまだ出てきそうですねー♪




これを機会に

「数多の伝説が生まれし街」
「奇々怪々な街」
「神々の眠る街」

などのサブネーミングが付けば面白いんですけどねぇ(゜_゜)笑

そうなるようにこれからも地道にコツコツと那賀町の不思議を探して参りますので、

是非皆様も情報を寄せて下さい!!!!!



ではではまた明日もナカでお会いしましょう\(^o^)/



【参考文献】
那賀町合併十周年記念誌 那賀町の民話 230ページ

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